【素人編】アート作品を購入したきっかけ。

久々に毛色を変えた記事を書いてみました。




【心】

人間は弱い生き物だと思う。

心と体を抱えて人や組織、情報と交わる生活を送っているとストレスという魔物に襲われていく。それを解放していく方法は飲食や買い物、スポーツや映画・音楽など人それぞれだろう。私のそれはスポーツと音に頼っていたが、新しいアプローチを試みてみたいと思い「アート」という領域にチャレンジすることにした。つまりド素人の私がアート作品を初めて購入したのだ。

もちろん日々のストレスや心の葛藤を癒すことだけが目的ではなくて、毎日の生活を豊かに彩り、多くの時間を過ごす自室に活力たる空気を送り込もうという作戦もある。飾り気のない白い壁にカラフルなアート作品を並べてみるのも悪くないだろう。最近続けているInstagramにもアップしたりなんかして。

【直感】

・・・というのは後付けで、正直に告白すると一目見た瞬間に「ピンと来た」と言うことになる。「所有したい」、「手元に置きたい」、「応援したい」と言う思いであり、「なによりこの目で作品を観たい!」と言う衝動に近いものを感じたから。こういう心境になるのは滅多にないし、若冲やシーレなどの一流アーティストの次元では金額的に手が届かない。

きっかけはインターネット。
最近のアーティストはデジタルツールを活用した発信方法を味方につけて、様々な手法によって自身と作品を世の中にアピールしている。アトリエやアーティストが生活者とダイレクトに繋がる時代だ。
私も同様で、定期的に綴る面白い読み物や小話に興味を持ち、筆者である日本人アーティストに興味を持った。海外を拠点に活動している方で、印象的にはアクが強いキャラクターで、正直・ストレートな人物像と、複雑性を交えた表現方法に惹かれた。

ある日の朝、そのアーティストが珍しく作品を販売するという投稿をポストしているのに気がついた。その時点では出品されている5つの作品のうち、既に1作品売れており、瞬間的に(直感的に)「これは買わなければ!」という作品で、4つの中から1つを選んで購入。さらに迷って、数時間後にもう1作品を追加購入。初めてのアート作品購入なのに2点も購入するということになっていた。

【設置】

自分でも思いきった行動だと思う一方で、購入してからのワクワク感が予想以上であることを実感している。海外はヨーロッパからの発送ということもあり、作品は手元にまだ来ておらず、到着するのは1ヶ月も先であるのに。
初めてで全く未知の分野だけど、今はその作品を入れる額縁(ピクチャーフレーム)をどうしようかと考えていて、探し方も分からないのに思いを馳せている。作品が小さなサイズなので、選択肢は限られそうだけれども、作品が到着するまでは楽しみと理解してゆっくり探してみようと思う。
自分の住処がアート作品によって変化していく予感がして楽しい一方で、自宅のどこに配置していくか?という重要な問題については正直悩ましい。模様替えの作業に似てると言えばそうなのかも知れないけれど、実際に考えてみると様相はそれと全く異なる。
生活を送る上でアート作品に「どういう役割を担ってもらうか?」ということを整理したいと思っているのだが、日常の暮らしの中で動く活動動線はもちろん、自分の視線が向かう先についても改めて確認する作業が伴ってくる。性格上、常にこう言った理屈っぽい〜良く言えば論理的〜に考えたがる思考回路をもつ自分がイヤになるわけだが、これまでの日常生活では出てこなかった課題だ。
そう考えると家具の置き方や電化製品の配置にも想いが及んでいき、一層混沌としていくことになる。

【変化】

単なる買い物に過ぎないアクションが予想を超えて自分に変化を与えていることに気がつく。一方で初めてのアート作品購入にいちいち理由を付けて正当化しているようで呆れる。

そう、私は弱い人間である。