【最速試写レポート】映画「ファインディング・ドリー」

映画「ファインディングドリー」の試写を見させて頂きました。感想レポートをまとめましたので、下記にまとめました。

※若干のネタバレを含みますのでご注意下さい。

待望の続編

「ファインディング・ニモ」は2003年に公開された映画ですが、ディズニー映画でも「アナと雪の女王」に次ぐヒット作です。

ストーリー内容からして続編の企画は難しそうに思いましたが、「ドリー」という助演キャラクターを主演に上げて制作したという「冒険」をしたような形に見えるものです。この冒険がどういった仕上がりになるのか?とても注目していたので、期待して鑑賞させていただきました。

 

※ディズニー/ピクサーアニメーション日本国内歴代興行成績

1位 アナと雪の女王(2014年) 254.8億円
2位 ファインディング・ニモ(2003年) 110億円
3位 トイ・ストーリー3(2010年) 108億円
4位 モンスターズ・インク(2002年) 95億円
5位 ベイマックス(2014年) 91.8億円
6位 モンスターズ・ユニバーシティ(2013年)

 

セキュリティは厳重

全米公開前の試写なので入場前のセキュリティは厳重でした。

スマートフォンは電源を切った上で袋に入れて預けます。鞄の中身もチェックされて試写室に入りました。全米公開前と言うことで、少しデリケートになっているようでした。来場者も某テレビ局朝の有名コメンテイターやタレント、芸能人の方などなど・・・。注目度が高く、試写会場も満員という状況です。今夏の注目作として公開に向けてこれから盛り上がっていくのでしょうね!

 

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続編の完成度は?

今回の大まかなストリーですが、忘れん坊のドリーに焦点を絞って、彼女の家族捜しの旅に同行する親友ニモと仲間たちの大冒険を映し出す、というものです。

上映時間は恒例のショートフィルムも含めて「1時間43分」。あっという間に見終わりました。時間を感じさせない展開でとても良い仕上がりだと思います。
多くのキャラクター
初登場のキャラクターミズダコの「ハンク」をはじめ、多彩な水の生き物たちが独特な動きやキャラクターで楽しませてくれます。ピクサーのキャラクター設定力や表現力にはいつも感心してしまいます。脇役であるキャラクターの多様性が無ければこの映画のトーンが全く違うものになったことでしょう。個人的なお気に入りキャラクターは不思議な鳥「ベッキー」。独特な動きやキャラクターには笑わずにはいられませんでした。このキャラの破天荒さは少しディズニーの枠からはみ出ていて注目ですね!キーホルダーとか欲しいです(笑。


忘れん坊のドリー
忘れん坊のドリーと良いながらも徐々に記憶を取り戻していくシーンが幾つかあります。家族捜しのポイントになるキーワードを含め、忘れん坊でも忘れられない記憶が甦ってくるのです。私たち人間にも時に幼少時の記憶が深く眠り、誰かや何かの影響で呼び戻される時があると思います。ドリーのような極端な健忘症ではなくとも、我々自身にも投影出来るようなキャラクターに気付いていくうちに、遠く離れていたドリーというキャラクターについて、次第に共感出来てしまうようになります。
まさかのカーチェイス
水中の展開が中心になるという予想を覆し、後半最大の見せ所ではまさかの「カーチェイス」が展開されます。思わぬ展開場所に我々は良い意味で裏切られるわけですが、激しいカーチェイスは最終的に海へと繋がっていきます。そしてカーチェイスのラストに流れるのがこの楽曲〜ルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」 。この楽曲が流れていると言うことでタイトル通りの結末は示されているわけですが、カーチェイスでハラハラとさせておきながらこの楽曲を持ってくる辺りの緩急は素晴らしいサジ加減ですね。


身近に存在する家族
今作では家族の定義を両親の他にも置いています。それは「身近に存在する家族」。血縁関係が無くとも、同じ時間を過ごした仲間こそ、家族と同じ存在であると言うことです。ドリーを取り囲むニモやマリーン、新キャラのハンクなど、彼女を支える存在にドリー自身が気がつく時、我々も同じようにその大切さに気がつくのです。
字幕版
今回は字幕版を見させて頂きましたが、日本語吹き替え版の声と比較して「父親のマリーン」以外は比較的英語版の声と同じような印象でした。ドリー役である室井さんの特徴的な声は、以外にも英語版の声とあまり違わなかったことを確認出来ました。それに比べると木梨さんの声は少し違和感があるのかも知れませんが、慣れ親しんだ声なので一般受けはするのでしょうか。吹き替え版で改めて確認したいと思いました。
ラストソング
最後に流れる曲は「Unforgettable」。ご存知ナット・キング・コールとナタリー・コールの超名曲です。

「忘れられない人」という意味の超直球の選曲です。ディズニー映画にはこういった安心感が求められているのでしょうね。アナと雪の女王のように日本版テーマ曲と言う選択肢はなかったのでしょうか?映画のヒットを楽曲で後押しした「アナと雪の女王」ですから、May J.さんのようなアーティストを立てていかなかったと言うことは作品押しで行くと言うことでしょうか。名曲ですのでゆっくりと噛みしめるような姿勢で聞きました。とても優しく落ち着いた声で、改めて素晴らしい曲であることを再確認出来ました。



 

鑑賞後に思うこと

鑑賞後思ったことは自分自身の両親との関わり合いについてです。

誰もが幼少期に関わる両親との関係について、自分が覚えていることは恐らくほんの一部分なんだろうなぁ、と言うことです。良かったことや良くないことや特徴的なことなどを断片的に記憶しているのが我々人間としたら、ドリーもまた一緒。それ以外の多くを過ごしした沢山の何でもない時間にこそ、忘れられた大切なものが隠されているのかと思います。それらを掘り起こすことは時間が経つほどに難しい作業かも知れませんが、我々が成長するごとに感謝の気持ちを思うことは、記憶を呼び戻すこと以上に大切なことなのではないでしょうか。

「ファインディング・ニモ」を知らない子供たちは、ニモよりドリーを主人公として認知していくのでしょうね。子供から大人まで、幅広くクチコミでも広がっていくことを期待します。

とても良い作品だと思います。

 

 

補足〜ショートストーリー

ディズニー映画の冒頭に差し込まれるショートストーリー(短編映画)ですが、今回は「piper 〜ひな鳥の冒険〜」と言う作品。ひな鳥の愛くるしいキャラクターとヤドカリのコミカルな動きに引き込まれてしまいました。ずばり成長ストーリーですが、毎度この短編の完成度には参ります。毎回の秘かなお楽しみ!