【レビュー】Garmin「ForeAthlete 935」を前モデル「ForeAthlete 920xtj」と比較してみた

海外で先行発売されていたGarmin(ガーミン)のマルチスポーツ用GPS時計「ForeAthlete 935」ですが、2017年5月18日いよいよ日本でも発売されました。

「ForeAthlete 920XTJ」が発売されて数年、同社は精力的に製品開発に邁進していますね。公式サイトは下記よりリンクが出来ます(ちょっと分かりにくいですが・・・)。



 

Garmin 920との主な違い〜[935vs920]

Garminから発売されている「トライアスロン用GPS時計」は7シリーズと9シリーズの2種類となります。9シリーズはカテゴリないでの上位機種に当たるので、「ForeAthlete 935」がGarmin時計の最高峰となります。なお、最近話題の「fēnix 5 Sapphire」ですが、私も購入検討しました。何しろ高額(2017年5月現在8万円)という点が非常にネックですね。

重量

Garmin 935 約49グラム
Garmin 920 約61グラム
920は「61g」に対して935はなんと「49g」!920は仙台の910より軽量になっておりましたがさらに進化しているようです。これは大きな魅力!

12gの差が小さいか大きいかは個人差によると思いますが、長時間行うマルチスポーツでは大きなメリットとなりそうです。当たり前の話しですが、重いより軽い方が良いに決まっております。

サイズ(厚さ)

Garmin 935〜1.39cm
Garmin 920〜1.27cm
重量が軽くなった935ですが、どうやら個体の厚みは微妙にサイズアップしています。その差0.12cm(1.2mm)。ほぼ変わらない数字でしょうか。

光学式心拍計

920を所有している方は心拍計ベルトを別売りで購入する形になっています。さらに、心拍計ベルトを毎回付ける面倒もありますが、光学式心拍計はそのいずれからも解放されます。計測の正確性は心拍計ベルト「ハートレートセンサー 」を付けた方に軍配が上がるのかも知れませんが、非常に嬉しい機能ですね。スクリーンショット 2016-07-18 10.39.19

バッテリー

Garmin 935〜「GPS/HRモード」:最大21時間・「UltraTrac™モード」:最大44時間(光学式心拍計なし)
Garmin 920〜トレーニングモード:約22時間
気になるバッテリーですが、光学式心拍計を稼働させながら使って「21時間」です。「920」の22時間は、心拍系の使用を想定しておりませんので大きな進化では無いでしょうか?ちなみに筆者の「920」は心拍計「Garmin Heart Rate Monitor」を稼働させて「13時間30分」でバッテリーが終わりました。100kmウルトラマラソンまでならギリギリセーフでしょうが、それ以上のウルトラマラソンや長めのトレイルランになると、心拍計を稼働させずに44時間前対応出来るのはありがたいですね。日常のスマートウォッチとして使用する場合には1回の充電で最大2週間使用できるようなので、この辺もかなり改良されている印象です。

乳酸閾値(LT値)の計測

乳酸閾値(LT値)とは「乳酸が急激に増える区切りの値」です。この値を「心拍数」で確認しておけば、レースの本番でのペースメイクに使っていかすことが出来ます自分のLT値以上で走れば「つぶれる(失速する)」ことに繋がっていくからです。

LT値を知ることで、普段のトレーニングでこの値を上げていくことが可能です。LT値を越えるペースでの練習はLT値の引き上げに繋がっていくからです。マラソンタイムを縮めようとしている方には、とても重要な機能だと言えます。

※別売りの心拍計が必要です。

ディスプレイ

Garmin 935〜30.4mmx30.4mm/ 240 x 240 ピクセル/カラー
Garmin 920〜29mmx21mm / 205x148ピクセル/カラー
円形と四角形なので単純比較は出来ませんが、参考までに記載しておきます。

防水機能 

Garmin 935〜5 ATM
Garmin 920〜50m防水
920の「50m防水」とは違った単位「5ATM」と言う記載に変化しております。公式サイトでは防水に関する記載が用意されていますが、「50m防水」と同様のレベルと言うことだそうです。

保存可能データ容量

Garmin 935〜約100時間分
Garmin 920〜約100時間分
性能に変わりはありませんね。

日常使用が可能

今回のモデルチェンジで実際に大きな魅力を感じている点が、工具不要な自分で簡単に交換できるGarminの「QuickFitバンド」にも対応していることです。見た目の印象も四角形の920と円形の935は大きく変わっておりますが、デザイン的にはグッとスッキリとした印象を受けますので、普段使いの時計としても使えそうです。シリコンバンドからレザーバンド、メタルバンドなどシーンに合わせてベルトを選べるので、日常的に使う時計として指名できますし、ライフログを記録する事も可能になります。

価格

Garmin 935〜57,800円(税別)
Garmin 920〜45,800円(税別)  ※いずれも標準価格
標準価格を比較しました。「935」は既に発売されている旧モデル「920」を12,000円上回る強気の料金設定です。税込み価格にして「62,424円」という価格です。
実際の流通価格をamazonでチェックしますと、現在の920は「38,685円(税込)」ほどに落ち着いています(2017年5月現在)。販売当初よりは価格が落ち着いておりますが、Garminの新製品は発売直後は強気の料金設定でほぼ標準価格で流通されるのがいつものパターンです。とすると、57,800円に消費税を加えてたその価格は「62,424円」!920実勢価格との差はなんと「23739円」とかなりの開きがあります。920と一緒に「ForeAthlete 220J」を追加購入してもまだお釣りが来るという状況です・・・。

魅力的な製品〜ForeAthlete 935〜

さて935と920、どちらを購入するのかは目的によって変わっていくのでしょうが、個人的には軽さとデザイン、光学式心拍計、LT値の計測、バッテリーと言う点で「935」に魅力を感じます。全体的にプラスティック感が強かった920のビジュアルですが、今回の935でそういった印象がだいぶ変化してきたような感じがします。さらに、日常使いの時計に進化した事でスポーツ時以外にも使える相棒に成長いてくれました。う〜ん、欲しい・・・。

説明書マニュアルの閲覧・ダウンロードはこちらです。事前に確認出来るのは嬉しいですね!

とはいえ、一定の完成度を誇る920も価格面では非常にコストパフォーマンスを感じさせる状況です。皆さまはどちらを選択しますでしょうか?
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