【勝手にレビュー】映画「ラ・ラ・ランド」を40代オヤジが勝手に斬る

映画「ラ・ラ・ランド」

ゴールデンウイークの中日、公開終了タイミングでギリギリ「ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)」を観ることができた。日比谷の映画館は満員御礼。まだまだ集客力のある状況らしい。

ミュージカル映画好きの私にとっては楽しみな映画。アカデミー賞作品賞を取りこぼした事も話題だったが、何より周りの騒ぎっぷりが凄くて参った。けれど、2時間半近い上映時間にも関わらず、時間のストレスを全く感じさせ無い展開で、後半は涙が出て止まらなかった。

ネタバレ勝手レビュー

ストーリーはシンプル。スケールの大きなミュージカルショーは冒頭「高速道路」のシーンだけ。ただひたすら物語として進んで行くのはライアン・ゴズリング演じる「セブ」とエマ・ストーン演じる「ミア」主演2人のありがちな恋愛ストーリー。単純だけれども不変のテーマだけに、世の成年男性の琴線に触れる要素が含まれていてなかなか巧妙に設計されている印象。古き映画のオマージュ的なエッセンスもスパイスとして用意されており、マーケティングし尽くされたような構成に「小室哲哉的な何か」を感じるが、単純で明快な恋愛映画を休日に観ると言うのも悪くは無いようだ。

男女の恋愛、結婚観

映画を観る時にある種のカテゴライズを行う悲しい修正はさておき、「ララランド」についても勝手に評価させて頂くと、この映画は男と女の恋愛観や人生観を象徴するストーリーだろう。
上書き保存型の恋愛は女性でフォルダに保存するのは男性、という表現がそのままこの映画にも落ちている。
夢を追いかけるためにただがむしゃらに道を探し突っ走る男性。不器用だけど現実から逃げずに生きていく、共感できる人物設定。
穿った見方で反論は多いだろうが、生き方に固執せず現実的で諦めも早い。玉の輿を受け入れて器用に生きていく女性設定。
ハッピーエンドでないラストの結末に多くの女性は魅了されたかも知れないけれど(ミアは仕事も成功、私生活も満たされて)、セブの最後の表情がとても憂いに満ちていてグッときてしまう。
ミアは冒頭のシーンから後半にいくにつれ、どんどん綺麗になっていったなぁ。主演2人がそれぞれ素晴らしい声の持ち主で演技も同様、心地良い時間を過ごすことが出来た。
映画全体を覆うカラフルな色彩と音楽は、日常を心地良くさせてくれる魔法だった。ディズニーランドより「ラ・ラ・ランド」。男性にオススメの映画。