トライアスロン2戦目の初心者が出場した「宮古島トライアスロン2016」レース記

オリンピックディスタンスを1回しか経験していない初心者トライアスリートですが、第32回宮古島トライアスロンに出場し、無事完走することが出来ました。本番のレースは予想していなかったことが色々と起こりましたが、最後まで気持ちを切らすことなくゴール出来ました。大会は島を挙げて盛り上げてくれます。素晴らしい大会を運営して下さった宮古島の方々に厚く感謝申し上げたいと思います。

3:15〜起床

前夜は9時頃にベッドに入るも興奮しているのかなかなか寝付けません。結局寝たのは午前1時頃。3時15分にセットしためざましで起床したので2時間強しか寝られませんでした。後日信頼出来るトレーナーさんから教えていただいたのがメラトニンです。これから出場される方は是非チェックしていただきたいと思います。

【メラトニン】大会前日の快眠方法はこの1択!


この日だけは特別に「3時」から始まっているホテルの朝食を頂き、部屋に戻って最後の準備。宮古島市役所近くのホテルに宿泊しておりましたが、4時40分発の公式バスで会場まで向かいました。バッグを3つ持って行くわけですのでなかなかこれが重量感あります。
このバスは無料で運行されております。会場まではおよそ20〜30分でしょうか。
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到着したらまずは自分のバイク位置まで向かいます。
辺りはまだ暗いので、わずかな光を頼りに自分のバイクを探します。
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飲料ボトルをセットしたり、補給食を詰め込んでいきます。
空気を入れている人も結構いましたが、私は前日に充填完了しているのでそのまま後にしました。終わったら受付に行ってアンクルバンド(ゴールまで巻きっぱなし)を貰い足首に装着、左上腕部にゼッケン番号をマジックで記入してもらいます。
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着替えをして「to bike finish」と「to run finish」の袋をトラックの荷台に預けます。
スペシャルドリンクのブースを預けるのはブースまで持って行きます。
この時点の天気は曇り、予報は晴のち曇りで最高気温28℃と暑くなりそうな予報。ウェットスーツを着るか否かの判断に悩みましたが、結果ウェットスーツを着ないことと決定。ほとんどの選手は来ていたので内心不安でしたが、前日に泳いでいてかなり体が浮いていたのと、水もそれほど冷たくなかったので自分を信じてそう判断しました(結果はバッチリ!)。
「to swim finish」を自分のゼッケン番号の位置にあるフックに掛けてスタート地点に移動しました。ゲートをくぐると後戻り出来ません。いよいよスタートです!

【Swim】7:00〜スタート!

あっと言う間にスタートの7時。レスリングの吉田沙保里選手がスターターで海の上の船からエールを送ってくれました。7:00ちょうど号砲でスタート!
私は割と前の方にいたのでかなり混雑していましたが、想像通りのバトルが展開されました。カーブ地点の600mまでは基本的には隣や前後と重なりながら進んで行きます。これはちょっと失敗だったかな?と思いながら格闘していきます。
600m地点にあるブイを右にカーブしてようやく前後左右にスペースが空いてきました。途中でガーミン920を見ながら進んでいきますが。時計の距離もほぼ正確に刻んでくれているので、それを信じながら自分のペースで進んで行きます。ほぼ3kmを1時間ペースだったので。予定通りです。焦らず頑張らずに進んでいきます。2つめのブイを曲がると遠くに東急リゾートの建物が視界に入ります。そこに向かって目標を設定し進んで行きます。スペースは時に渋滞しているゾーンはあって、当然ですが最短距離に密集していきます。私の方は多少遠回りでも気持ち良く泳げるスペースを探して進むことにしていたので、眼前の白い海底を眺めながら気持ち良さ優先で行きました。途中で魚を発見すると嬉しい気持ちになります。さすが宮古島ですね!後半は身体が少し冷えてくるのを感じたので、体の動きを早くして暖かくなるように工夫しながら進んで行きました。
ゴールの直前の砂浜はゴツゴツとした岩の地帯が沢山あったので慎重に浜に上がっていきます。それでも膝を痛打して痛かった!
ゴール😊!
タイムはちょうど1時間ほどでした。

【Bike】

事前の予報に反して、浜に到着したら雨が降っていて次第にかなりの本降りになっていきました。南国のスコールですね。トランジションバックと同じ場所に置いていたウェットスーツを取りに戻るロスがありながらゆっくりと着替えてバイクスタート。濡れながらスタートするも、いきなりパンクをしている方を発見。これは誰かのいたずらなのでしょうか?考えられない事故ですね。横目で見ながら自分のバイクは問題なし。157kmという未知の距離がスタートしました。
晴れ予報を裏切る天気は最初だけで、徐々に回復していきます。しかし少し風が強いような感覚です。雨水がシューズに溜まる構造で靴の中がグショグショに濡れてます。そして事前の予想以上にアップダウンが重なる坂の多いコースです。早い段階からももの付け根の筋肉疲労がヒドくて練習不足の自分を呪います。伊良部大橋の下りの坂は怖かったです。時速60km位の勢いが付く一方で横風が自転車を殴り倒すような感じで吹き荒れます。必至にハンドルを固定して安定させるのに精一杯。
一番景色や雰囲気が良かったのは98km地点の灯台です。海の綺麗さは当然のこと、周辺に咲きほこる一面の緑や白い花の美しさは忘れません。サロマ湖のワッカを思い出しました。
100km超えてからは自分にとって未知のゾーン(練習不足を露呈)。途中パンクや故障でバイクのメンテナンスしてる人がかなりいたので、注意しながら進みますがなにしろどんどん抜かれていきます(>_<)。疲労で肩や背中周りが張ってくるのが分かりますが行くしかありません。昇り坂で疲れて風にも押し返され悪戦苦闘しながら、ようやくゴールできたのが関門の10分くらい前でしょうか。早々にランの着替えをしたけど、予想通り足の皮がふやけていて足の皮が剥けるかもという恐怖と戦います。いやぁ、色んなことが起きますね・・・。しかし関門クリアでランに移ります。

【Run】

自分の中では最も得意なランのスタート。走りながら後方で「関門まであと1分です〜!」という無情のアナウンスが聞こえてきます。危なかった・・・。
スタート後は感覚がおかしくて、走ればスピードはキロ5分15秒くらい出るのですが、息が全く続きません。走って歩いての繰り返しでキロ7分ペースになってます。これで最後まで行けるのか?という不安が襲います。かなり疲労してるのが自分でも分かるくらいです。こんな状態でフルマラソンをスタートしたことは当然初めてなので、長い道のりをどうやってマネージメントしていくのか?冷静になろうと自分に言い聞かせます。
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とにかく疲労を極力貯めないよう、残さないようにゆっくりペースで行くことにしました。7分ペースなら完走出来そうだったので、歩いて走って7km/分を目標にします。幸いにGarminの設定は1kmごとにペースを知らせる設定を済ませてありました。
途中でふくらはぎからも違和感と言うか痛みのようなものが出てきました。以前に負傷した肉離れの近辺です、やばい!走り方やペースを変えながら進んでいきます。沿道ではバイクより身近に聞こえる「ワイドー!」と言う声援が嬉しく私を後押ししてくれます。
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近くのランナーが自分の異常を私に訴え、お互いに励ましながら進みます。「ここまで来たら完走しましょう!」と。当初はこんなにギリギリのペースと予想していなかったので、ランの関門が全く分かっておりませんでした。そして、周りの出場者も同じようで、誰も関門時間を認識していなかったです。関門は折返し、30㎞、35㎞で設定されていました。抜かれることはほぼ無く、1人ずつランナーを追い抜きながら頑張って進みます。意地でもゴールしたかったので、かなり頑張って進みました。そんな中、面白い出来事がありました。別記事にまとめたので興味あればご覧下さい。
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【苦笑】宮古島トライアスロンの折返し地点に待ち構えている何かとは?


次第に辺りが暗くなっていきます。30km、35㎞の関門を多少の時間的余裕を保ちながらクリアし、ペースを常に計算しながら走ります。
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残り3、4キロでメインストリートへ。暗くなっている中、イルミネーションがとても綺麗に輝いています。沿道からの声援も今日一番の大きさです。しかし体の疲労も重たくのしかかり、汗の量がまだまだ多くて水分を取るものの、トイレに行かないように飲み過ぎに注意しながら進んで行きます。
残り2キロ過ぎからはなかなか走れない状態になっていきました。歩いても呼吸が落ち着きません。不思議な状態。
競技場への道は素晴らしいビクトリーロードでした。人が多くて、1人がやっと走れるスペースを抜けると競技場への入り口。ここを入れば大丈夫です。

最後に競技場を周回してゴール‼️タイムは「13時間23分」でした。

【ゴール】異変、そして救急車・・・。

ゴール後にメダルやタオル、Tシャツを貰いましたが、呼吸と心拍が戻りません。スタッフの方に荷物を探してもらった途端、意識が遠くなる感じ慌てて気分が悪いと伝えます。肩を借りて救護室へ向かいましたが、すぐにタンカで横にさせられます。

【宮古病院】宮古島トライアスロンで人生初の救急車を経験した話し


運ばれる途中では自分の情けなくて格好の悪い事態に相当落ち込んでいましたが、病院の皆さんから頑張ったね、お疲れ様、と声を掛けてもらううちにゴールできた喜びが溢れてきて感慨深いモノが込み上げてきました。あぁ、良かった!
 

友人が撮影した終了の花火