【Mr.Children】プレミアチケットが消された夜〜転売対応はNOT FOUND?

2017年3月23日

楽しみにしていたミスチルのライブを観ることが出来ませんでした

「Mr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ」は2017年3月23日(木)、NHKホールでの出来事です。

会場まで向かい電子チケットで入場し、着席したにも関わらず結果的に私は会場を去ることになってしまいました。今回は転売防止のための電子チケットと言う仕組みと厳しい入場ルールに対応出来なかった私と友人の不幸な話しをお送りいたします。

なお、当記事は関係者を貶める意図も有りませんし、私に向き合ってくれたコンサート運営の担当者に非難を浴びせるものでもありません。ただただこの不幸をここに記録して、2度と同じ犠牲者=失敗例が無くなることを願うものです。

電子チケット

振り返ること今日から遡って4ヶ月前の「2016年11月24日」、チケットの抽選申込みを行い、当選連絡を受けたのが「2016年12月11日」。狭き門となったであろうこのホールツアーを当選してからずっと楽しみにしてきた2017年3月23日、仕事を早めに切り上げて会場であるNHKホールに向かいました。


電子チケットはスマートフォンに表示されたQRコードを会場入り口に設置されたリーダーに読み込ませ、同時に提出する「身分証明書」で二重確認したあとに入場できるシステムです(QR方式にしているのはガラケーユーザーも見据えての対応でしょう)。

会場の入り口にも入場方法が掲示板で表示されていました。もちろん私もしっかりと友人に「身分証明書持ってきてね!」と事前に伝えております。私は運転免許証を持参して入場口に向かいました。

無事入場

身構えて入場口に向かいましたが、提出した免許証の写真照合や名前確認も一瞥したかどうかの1秒レベルの瞬間対応で、どんどんお客を会場内に流し込んでいく状況です。正直肩すかし感を感じましたが、入場がスムーズで来たので良かったと安堵しながら沢山の入場者と同様に入り口に飾られている写真を撮影するお約束の動きです。


ファンクラブの優先予約で当選したチケットが幸いだったのか、発券されたチケットを確認するとなかなかの良席でテンションが上がります。チケットと言ってもレシート状のチープなプリントでありがたみのないものでしたが、そんなファンの想いを想定したのでしょうか?入場時には下記のようなチケット状の大きさに印刷された小さなパンフレットが配布されていました。これを開くと「こころ」というタイトルの詞が書かれてありました。

チケットを持って入場できない不幸

会場に向かってきている友人からのメッセージが私のスマートフォンに届いたのは、会場に入って自分の座席を確認し、席に荷物を置いてから売店に行ったタイミングでした。書かれていたメッセージは「入れない」という文字。慌てて入口に向かっていくと係員と話している友人。どこか緊張感のある雰囲気で「これはまずいなぁ・・・」といった状況を察知しました。

途中から私も議論の輪に入って交渉しましたが、その時対応した担当者は若い「バイト風のA君」。マニュアル通りに対応しているのか全く話しにならず「写真付きの身分証明書以外は入場できません」と言うことの一点張り。「一切の例外は認められていないんです」という対応で、寸分の交渉余地も無い模様。どんなにお願いしても「出来ません」「無理です」「申し訳ございません」という話しでした。顔写真が付いていない「健康保険証」では身分証明書にならないそうです。

この日をずっと楽しみにしていた友人も私も、崖から突き落とされたような為す術も無くただ呆然とするのみです。友人が持っているパスポートは会場から遠い自宅にあるそうでしたが、係員に「取りに帰ってまた来て下さい」と言われたのに気を悪くしたのか、怒って帰ってしまいました。

会場に残された私は粘って何とかお願い出来無いか?と交渉を続けるも、全く取りつく島も無い状態。諦めて荷物の置いてある会場に戻る他有りませんでした。

複数の不幸が起こっている

改めて見返した当日来たメールの「主催者からのお知らせ」を見ても「写真付きの身分証明書」などの記載は無いし、席に一旦戻てからも納得出来ません。先ほどのバイトA君の所まで話しに行きました。

写真付き身分証明書の記載は無し。攻めて当日のメール本文などに記載があれば対応出来たかも知れません。


改めて向き合ったA君からすぐに「私は雇用者なので、詳細はあちらのテーブルにいる担当者へお願いします」との話しがきました。これも恐らくマニュアルなのでしょうか、少し偉そうな「スタッフBさん」と話すことになりました。その際にふと横を見ると、さらに「偉そうな女性Cさん」が同様に「入場できない女性客」と一目見て不穏な会話を展開しておりました。女性客の方はかなりエキサイトしておりCさんに詰め寄っていましたが、偉そうな立場がそうさせているのか椅子に座ったまま冷静に女性のクレームを受け流しているようでした。ほとんど無視しているかのようなその対応にさらにヒートアップしている女性を脇目にしながら「私は冷静に対応しよう・・・」と思い、Bさんと話し合いになりました。Bさんは立ったままキチンと私の目を見て対応してくれていました。逆の立場にはなりたくない仕事ですが、今振り返ると誠実に対応してくれたので私も冷静になれたのでしょう。

例外は一切認めない!

今ツアーの入場システム・ルールは「指定された写真付きの証明書以外は一切認めない」ということです。これがスタッフの主張する唯一にして最大のルール。転売されなくてもこのルール以外の例外は一切認めないというのが運営側のスタンスだそうです。

しかし同行者に送られている当日のメールにも写真付き証明書の文字さえ掲載されていないのです。申込者の私が注意して指摘しない限り同行者には伝える方法が無いのです。申込時に掲載されているだけですから、同行者にキチンと伝える義務がありました.この点は私の落ち度ですから申し開きが出来ません。

※あとで気がついたのですが1ヶ月前にメールで注意書きが来ておりました。同行者はガラケーだったのでなかなか閲覧することが難しかったようです・・・。

Bさんの言葉を借りると「戸籍謄本を持ってきた方がいらっしゃいましたがお断りしました」とか「色々な方が入場できない状況ですが、それを承知でルール化しました」など、未完成なシステムであることを認めています。

さらに「ミスチルのメンバーの方も理解の上でルールにしております」と言うことだったので、「購入した実績も有って事前に設定した同行者のメールアドレスをこの場で証明しても無理か?」「転売していない事実があり、誓約書を書いて写真付き証明書を事後提出しても認められないのか?」等申し立てても「何を言っても100%無理だよ」と言う姿勢です。受け取ったパンフのタイトル「こころ」の全く存在しない対応ですね。2人で支払った2万円近くのチケット代も返金されることはありません

「パスポートをわざわざ取って海外旅行に行くのと同じコンサートです!」と言われたのには少しショックを感じました。あぁ、そうなんだMr.Children・・・。

救済策はきっとある

私と友人の関係性、クレジットカードやメールアドレス、その他の身分を証明する数多くの材料が存在したこと、転売が無い事実など、スタッフの方も100%理解してくれていたあの現場で、他に何か取れる対応策(救済策)はあったと思っております。運営側としてオペレーションしやすいシステムを採用した結果、来場者の側にしわ寄せが来る仕様になったようです。この不幸をどこにぶつければ良いのか分かりませんが、システムの不備は今後沢山の同じような不幸を背負うユーザーを生み続けていくことでしょう。

結末

結局、私も同様に友人を追いかけるべくコンサート会場をあとにしました。隣に空席がある状態でひとり音楽を楽しめる状況ではありませんでした。友人や私も感じたこのやり場の無い不幸と悲しみは、激高して去ったあの女性も担当者のA君もBさんも、偉そうに座ったまま罵声を浴びせられたCさんも、もちろんアーティスト側も同様なのかも知れません。このシステムは結局、多かれ少なかれ確実に不幸を生むマシンガンです。

肩を落として会場を去る私を不憫に思ったのか、A君が外まで出てきてくれたのか私の後ろから大きな声で「ありがとうございました!」と声を掛けてくれました。

ありがとうって、何がありがとうだったのだろう・・・。

 


補足

写真付き証明書は下記に限るとのことです。Bさんによると一番早く手に入るのは7番のクレジットカード。三井住友カードさんだそうです。
  1. パスポート(有効期限内)
  2. 運転免許証(有効期限内)
  3. 住民基本台帳カード(写真付)
  4. 特別永住者証明書または在留カード(期限切れ無効)
  5. 外国人登録証明書(期限切れ無効)
  6. 障害者手帳
  7. 顔写真入りクレジットカード
  8. 写真付学生証(在学中の物に限る。また、顔写真がないものは不可。予備校・専門学校発行のものも不可。ただし、写真付き学生証が発行されない学生(高校生まで)については、【健康保険証+親の身分証(指定身分証に限る)+家族全員(来場者・親を含む)が記載された住民票の3点】に限り可
  9. マイナンバーカード(写真付) ※通知カードは不可
※6月からはじまるツアーでは写真付身分証明書の提出は必要無いようです。チケット転売サイトを見にいったら大量の売買情報が掲載されていますね。