【作品購入記】細胞アーティスト「Ouma」さんのアート作品を買って気がついた5つのこと

今回はアート作品を初めて購入した記事です。恐らくこう言った経験をされている方は一部の収集家を除いてあまりいらっしゃらないと思うのですが、そういった経験の無い方でも意外に良いですよ!と言うことが伝われば良いかなぁと思って記事にしてみました。

初購入

アート作品を人生で初めて購入しました。美術館で販売されている画集でも無ければ、コピーされたモノではない正真正銘の「原画」です。
購入した作家さん(一般名詞をどう使えば良いのか分からないので一応)の存在を知ったのは知人がきっかけなのですが、今の時代は画廊などで買うという小難しいアプローチをする必要も無く、インターネット通販という手軽な手続きで購入することが出来ます。

ネット通販にしても、実際に購入すると言うことは自分でも少し思いきった行動なのかも知れません。若干メンタル的に落ちていた時期に重なったのが理由かも知れませんが、色んな状況が重なって、とにかく購入に至りました。

細胞アーティストOuma

私が購入した作品は、細胞アーティストの「Ouma」さんが作った作品です。Oumaさんは日本人で有りながら海外に身を置き、転々と場所を変えながら積極的に活動されている女性です。現在はフィンランドで作品作りをされています。

何故細胞をテーマに活動されているのか?と言う疑問がわきますが、Oumaさんの前職は獣医さんだったとのこと。獣医師の仕事の本質である「心の癒やし」を全うするため、手術や薬によらない可能性を模索しようとアート活動を開始したそうです。

私が気に入って購入したポイントは下記です。
  1. 「細胞」という生命を司る対象であること〜日々の生活にエネルギーを与えてくれそう
  2. 色んな色を使ったカラフルな作品であること〜彩り豊かで気持ちが上がりそう
  3. 形状が変形していて飽きそうにない
  4. 複雑性の高い作品で、色んな解釈が出来そう
  5. ブログや日記でパーソナルな部分が見えて親近感が沸いた
こう言った動機でアート作品を買うことが良いことなのか分かりませんが、上記の理由に間違いはございませんです。

ネット通販

上記の公式サイトからもアクセスできますが、OumaさんはFacebookで日々日記を書き連ねている方で、現在はフィンランドの地から情報発信されています。ふとしたタイミングで作品販売を行う告知をみて「ポチッと」購入ボタンを押していました。気に入ったので2作品購入です!


遠い異国の地フィンランドからの発送とは言え、1週間もしないうちに到着しました。世界は狭いですね。とある日に開けた郵便箱にストンと封筒が入っておりました。

開封

封筒を開けると、台紙代わりに使われていたのが来年「2018年」の卓上カレンダー。ルーマニアのシギショアラと言う街の時計台が描かれているものです。ルーマニアはフィンランドの前に活動拠点とされていた場所だそうです。カレンダーはこれ一点しか持っていなかったようです。その時どきで手に入ったモノを一緒に送ることがあるそうで(送らないこともある)、作品を購入される方は期待せずにお待ちくださいませ、との話しです。ありがとうございました。


カレンダーを開いてみると、今回購入した2作品がどちらも丁寧に梱包されて入っていました。

作品

購入した作品のタイトルは「ゾウリムシ – 第3世代/Slipper Animalcule -3rd generation」というものです。異国を渡り歩くoumaさんがフィンランドのトゥルクで制作し、ルーマニアのシギショアラで「治療」したゾウリムシの第三世代、と言う設定で、下記のような作品説明が書かれてありました。

作品の不出来なパーツを病変部として切除し、移植するように活きている別のパーツと縫い合わせた作品です。不定形に変化する形状をお楽しみください。

上記の説明にあるように、複数の作品を縫い合わせたものが今回購入した作品です。
受け取ってみると実際ビックリします。実物を良く見ると、販売ページの写真では見えなかった細い透明の釣り糸のようなものを使って作品同士を縫い合わせているのです。後にメッセージでご本人に聞いたところによりますと、手術糸に見せかけたテグスを使っているとのこと。まさに本格的な「治療」なんですね、技がリアルで細かい!針穴も丁寧に開けてから糸を等しているような形跡もありました。

ゾウリムシ – 第3世代/Slipper Animalcule -3rd generation #02 151×111mm pen and acrylic with strings on paper, 2017


 

ゾウリムシ – 第3世代/Slipper Animalcule -3rd generation #03 163×114mm pen and acrylic with strings on paper, 2017


下の写真にあるように、裏側を見ると細い縫い糸が張り巡らされていることに気がつきます(表からでは見えづらい!)

購入して気がついた5つのこと

実際購入したことで、どういった心の持ちようになるのか?実際に気がついたことを整理してみました。

(1)部屋がパッと変化する

実際部屋の中に飾ってみると、飾り気のない場所が一気に彩られた感じ。部屋の中に目がとまるポイントが出来たので、全体的に締まった部屋になったというか、統一感が出てきたように感じます。無地のシャツにワンポイントのロゴマークが入った感じ?上手く表現出来ないのですが、常に視点が往来する空間の中でぱっと目がとまるポイントが出来てなんだか居心地が良くなった感じでしょうか。

(2)意外に安く手に入る

アート作品の値段はピンからキリまで。バブル期のゴッホ「ひまわり」や最近の「バスキア」が123億だったりなど、上を見れば著名な作品が高値でゴロゴロ流通されていますが、今回の作品は海外からの送料を含めて1作品2500円という価格設定。額縁の値段は含まれていないので、金額的にはもう少し上がっていくのですが、こんな安く買えるとは知りませんでした。

(3)作者から直筆のメッセージがもらえる

作品と一緒にポーランドにある時計台のポストカードが入っていました。ポストカードの裏面にはOumaさんからの直筆のメッセージが残されていました。綺麗な字でご丁寧に書かれた文章で、心が温まるメッセージを頂きました。
さらに、インターネット上での交流も生まれ、チャットを交わす関係性に広がっていきました。直接ご本人とコミュニケーションできるとは思っていなかったので、作品の感想などをお伝えすることが出来たり、感謝の言葉を送ることが出来て予想外の展開に驚いた次第です。

(4)額縁選びが楽しい

相当悩んだのが額縁(アートフレーム)選びです。作品と額の相性が悪くては作品そのものの見え方も変わってくるでしょうし、部屋の中の存在感も大きく変化していくはずです。

作品から出る存在感、空気感、オーラ、作品力などは、比較的ぱっと見た瞬間的な感覚が残っていくと思っていて、それにおいては額縁の存在感はとっても大きく影響するものだと思っていました。一目見た時のインパクトが決定的に大きく作用していくからです。

額縁には色や素材や大きさ、飾り付けなど複合的に構成要素が絡んでいくことになります。実際店頭で見るとますます混乱してきますので要注意ですね。実際に額装した写真は下記です。


記事にもまとめてみましたのでご覧下さい。

(5)めちゃ嬉しい

そして最後の5つ目「とってもうれしくてHappyになる!」と言うことです。
上にあげた4つのポイントも基本的には1点モノです。世の中にたった1つしか無いという事実が「自分のために作られた作品」というように感覚になっていきとても嬉しく感じることが出来ます。

また、アート作品を所有するという行為によって、自分自身も正当化されたような感じがしてきます。実際は大きな勘違いなのかも知れませんが、アーティストや作品の価値を発見したり認めることがそういった心持ちにさせてくれるようなことに繋がっているような・・・。

ここまで嬉しくなるとは想像していませんでした。ありがとう、oumaさん

まとめ

芸術への理解がまだ素人の私がアート作品を実際に購入してみた記事はここまでです。実際に思ったことや感じた事を文章にしてみました。個人的には予想外に買って良かったと思うことが出来て満足です。

購入したからにはキチンと作品に対して向き合わねばなりません。作品に対して責任感みたいなモノが生まれて来たようです。そういったことも踏まえて、額縁を購入してきました。コレもなかなか良い感じになりました。追って記事にしてみようと思います。

作品が到着して自分の家に来てから幾つか想定外の感情も生まれてきました。「アートなんか買ったことないし興味が無い!」という方でも、私がそうであったように何らか良い作用を産んでいくと思ってます。