【勝手にシューズ評価・5年使用レビュー】登山靴 SPORTIVA「TRANGO S EVO GTX」をオススメするポイントとは?

好評頂いている「勝手にシューズ評価」シリーズ、今回は満を持して登山靴のご紹介となります。なんとシリーズ最長の5年使用レビュー!という長寿のシューズ。ランニングシューズやトレランシューズではこうもいきません。

登山靴 SPORTIVA「TRANGO S EVO GTX」をオススメ!

SPORTIVA

SPORTIVA(スポルティバ)は言わずと知れたイタリアのメーカーでトレイルランニング用のシューズも出している著名なブランドです。モンベルが席巻している登山靴における日本市場において、一部ユーザーからの支持も厚く山行でも多くのユーザーと遭遇する機会があります。最もポピュラーなタイプが今回ご紹介する「TRANGO S EVO GTX」。SPORTIVAが排出するのシューズ中でもライトアルパインブーツの定番とされるタイプの靴です。

TRANGO S EVO GTX(トランゴSイーヴォ)

私が実際に5年間使用したシューズが下の写真です。敢えて山行直後の洗っていない状態で撮影してみましたが、それほど劣化していない事が分かるかと思います。このシューズで北アルプスは前穗高や奥穂高、富士山から南アルプスの駒ヶ岳などなど、数多くの山々のピークを踏破することが出来ました。まさに信頼できる登山靴です。

シューズ確認

実際にシューズを確認しても5年経過による劣化はほとんど感じる事が出来ません。アッパー素材のキズやスレにも強いようで5年も履き続けているという感じがしません。ソールの減りは山に入った回数なりにありますが、まだまだ数年は大丈夫な感じがしております。

また、つま先のトゥ部分も岩場での足場の見つからないタイミングでチカラを入れる踏ん張り時を経験しているものの、いまだに現役として信頼できる頑強さを感じます。

オススメのポイントは?〜5年インプレッション

歩きやすい

靴ひもをしっかりと結び歩き出すと、一歩一歩しっかりと歩くことが出来ます。登山靴としては当たり前の最低条件ではありますが、同社が採用する「3D FLEX SYSTEM(3Dフレックスシステム)」という特徴が歩きやすさを実現しているようです。安定感があってガッシリとと地面を捕まえるような感覚です。ただし靴底が硬いので、サッサと歩くような低山には向来ませんのでご注意下さい。

3D FLEX SYSTEM:足首をきっちりホールドしながら、自由度を大幅に高めるシステム。可動域が広がることで登り、下り、トラバース時においても、フラットフッティングがしやすく安全に行動することができます。

岩場での信頼感

TRANGO S EVO GTXの素晴らしさを実感する時が岩場での場面です。特にゴツゴツとした不均衡の岩が続くガレ場のシーン。エッジの尖った岩でさえも足裏の衝撃を緩和してくれてさらにグリップ力良く足元を安定させてくれます。ビブラムソールと馴染んだシューズのバランスが非常に良い事を証明してくれる象徴的な場面では無いでしょうか。最近感じることは、足首を支えてくれる絶妙なホールド感が特に良いと感じています。

荒天時

荒天時での安定感も特筆したいポイントです。「GTX」の表記通り、GORE-TEX(ゴアテックス)素材を採用しているシューズですが、5年経過した今でも撥水力はほとんど衰えを感じないレベルを保っております。雨天時の泥水なども平気で進んでいけますし、沓内の水侵入も全く無く5年経過している状況です。

重量

実際に重量を量ってみました。今回はEUサイズで「45」のシューズを使用しましたので念のためご注意下さい。なお、私はアシックスのランニングシューズは28.5cmを履いておりますが、この登山靴ですと45がベストマッチします。※冬用のNEPATも所有しておりますが、登山ショップの方と相談して「44」サイズと少しタイトな選択しております。

片足の重量はインソールを含めて「902g」という重たいシューズです。ですが、ザックの重みをしっかりと支えるためにも必要不可欠な重さと堅牢さだと思います。一歩一歩を安定感ある歩みにするためにも「軽さこそ全て」というウルトラライトな考え方は必ずしも当てはまらない領域だと考えます。

オススメしない山行

このシューズで高尾山や筑波山などの低山を歩くのはオススメできません。ザックの積載量もそれほど無いでしょうし、足元を軽くしておくべきかと思います。2000m〜3000m級のしっかり山行に相応しいシュースです。割り切って軽量のシューズで軽快に歩んで頂きたいと思います。トレッキングシューズは山(装備)に応じてキチンとしたセンタユーケーが必要ですので、近くの登山ショップに聞いてみると良いでしょう。時期や山に応じてアドバイスがあると思います。
 

まとめ

厳冬期以外の山行で活躍してくれる万能な登山シューズ。防水性や歩行安定性、特に下山時に真価を発揮するはずです。最後に追加しておくと、インソールを入れ替えられますので、ご自分のフィットするインソールがあれば買い替えると良い結果を生むと思います。私が使っているのは「Superfeet」という海外製の商品です。歩行時の感覚が一変するので、是非試してみて良いと思います。こちらもオススメ(記事を参照下さい)。


登山ブームの中、イタリアテイストな格好良いデザインと相まって、今後も人気の中心となる登山靴であり続けることでしょう!