【勝手にシューズ評価】THE NORTH FACEトレランシューズ「Ultra TR Speed」

THE NORTH FACE「Ultra TR Speed」

アウトドアメーカーのTHE NORTH FACE(TNF)が送るトレイルランニング用のシューズが「Ultra TR Speed(ウルトラトレイルスピード)」。壮絶なレースで有名な国内最高峰のレース「トランスアルプスジャパンレース(TJAR)」では最も同社のシューズ「Ultra TR Speed」が使われました。タフなレースで各選手から信頼されるシューズとして君臨していることは購入するユーザーとしても安心感がありますね。


今回は実際に購入したレビューとなります。いつものように「勝手に評価」させて頂こうと思います。過去の記事(ランニングシューズ)は文末よりご覧ください。

シューズ確認

まずはシューズの写真を見ながら追いかけていきましょう。今回購入したのは精悍な印象を与えるブラック(黒)。一部THE NORTH FACEのロゴと靴ひもだけ白というカラーです。白いシューズ紐はすぐに汚れそうですが、こちらのシューレースはナイロン製なので比較的汚れには強そうです。カラフルなトレランシューズの売り場からするとモノトーンのカラーリングは随分と大人っぽい雰囲気を感じます。シューズが大人しい色だとウェアのカラーリングはあわせ安いかも知れませんね。


アウトソールの方は黄色のロゴでご存知の「Vibram(ビブラム)ソール」。登山靴では有名ですよね。タフなソールはトレイルとの相性も抜群でしょう。靴底が信頼できると路面の環境を問わず安心してランニングに専念出来るのでは無いでしょうか。下記に公式説明文の抜粋を引用させて頂きましたが、ミッドソールもさらに進化しているようです。

アッパーはフルスリップラスティングというソックス状の縫製構造を採用した、高い衝撃吸収性を誇るトレイル用ランニングシューズ。ボトムユニットには、ドライコンディションからウエットな悪路まで幅広く対応できる、エクスクルーシブ・ビブラム®XS-Trekラバーソールを配備。ミッドソールには、ねじれを軽減し安定感を高める圧縮成型EVA&ESSミッドソールを採用し、前身モデルUltra TRより衝撃吸収力と反発性を向上させました。レース志向の上級者だけでなく、トレイルエントリーにも適した汎用性の高いモデルです。〜公式サイトより抜粋


つま先部分はロゴがプリントされています。また、つま先を覆うようにソール部分がせり出してきています。岩場など難しい状況を想定して考えると安心出来ます。メッシュ部分が通常のランシューズと同じ様な生地感です。通気性は良いでしょうね。一方で、木の枝が刺さると破けそうな感じ。悪路でのトラブル時に対応出来るか大丈夫でしょうか?


踵部分には黒のロゴが入っています。部分的に白いところは夜間でも反射する素材が使われています。しっかりとしたかかとの作りで、サポート力は強い印象です。

重量

重量を計測してみました。今回は28.0cm(USサイズで10.0)を購入したので参考レベルで確認下さい。下記はソールを外した状態で計測した重量です。片足で「279g」です。


一方で赤い色が印象的なソールを計測しました。片足で「13g」という非常に軽量化されたインソールです。こういった細かいパーツにまで軽量化が及んでいることで、軽量化に徹しているこだわりを強く感じます。

装着インプレッション

実際に履いてみました。横幅は比較的なタイトな印象。これはトレイルランニング特有の遊びを少なくして脚のねじれが発生させないための構造でしょう。私はランニングシューズだとasicsで28.5cmを履いておりますが、今回の「ウルトラトレイルスピード」は28.0cmがジャストフィット。つま先にもう少し余裕が欲しい方は28.5cmでも良いかも知れません(若干緩めですが)。靴底もそれほど厚くないので、かなり脚が動いてくれます。疲労時の靴の重さは苦しさに拍車が掛かりますのでこれは良いポイントです。

走行インプレッション

実際に走ってみました。ロードではシューズが軽くてピリッとした走りを演出してくれます。反発力もあってなかなか軽快に走れます。ロードのシューズとも遜色ない感じが良いですね。TJARもロード部分が長いレースですので、このシューズが採用されたのかも知れません。

もちろんトレイルシューズですから、トレイル部分での走りを約束してくれます。ビブラムソールは滑ることを嫌うソールです。安心して悪路を踏み込んでいけます。また、前述した「圧縮成型EVA&ESSミッドソール」のおかげか、衝撃吸収力が良くて走りに安定感が生まれたようです。なかなかこれは良いシューズなのではないでしょうか。登りでのグリップ力も良かったし、下りで滑ることの少ないシューズです。コレはなかなか見た目以上に機能的ですね。

まとめ

通常小売価格は15120円、実勢価格は12000〜13000円でしょうか。価格的には若干高い部類に入るのかも知れません。ですが、走りのポテンシャルを高めたい方は選択肢の1枚に入ってくるシューズになると思います。とにかく走ることに素直なバランス良い作りと、ミッドソールとアウトソールの高いクオリティがなせる技でしょうか?なお、女性用に別のラインを発売していることは無く、ユニセックス展開ですので女性用のサイズも用意されています。激戦のトレランシューズマーケットの中でキラリと光るシューズだと思います。