【商標登録】出願を個人でやってみたら超簡単だった!

商標登録

ピコ太郎の商標登録問題でにわかに脚光を浴びている「商標登録」。私もある商標を出願したかったので自分で申請してみることにしました。
商標とは、事業者が自社の取り扱う商品・サービスを他社のものと区別するために使用するマーク(識別標識)です。そして商標を財産として守るのが「商標権」という知的財産権です。特許庁が管轄しており、登録申請することによって所有権が明確化されます。
出願代行サービスをしている弁理士事務所も多くありますが、手数料で結構取られるのと、自分でやって見たかったと言うこともあって初チャレンジ。実際やって見て感じたのは「超簡単!」ということ。
これにお金払う人、もったいないから自分でやりましょう!

事前相談〜1回目

超簡単!といってもいきなり申請に行けるものではございません。私の場合はまず事前に弁理士会館まで行って
弁理士会館で無料の相談会をやっています。


WEBで受け付けているので、簡単に予約が可能です。私を担当してくれたのが女性の弁理士さん。あくまでも「確約は出来ません」という条件の下、私が出願したい商標と商品・サービスを説明し、具体的なアドバイスを頂きました。

アドバイスの内容は特許庁のWEBサイトにアクセスし、データベースを検索しながら競合の確認や具体的な確認を進めてくれました。私もある程度Googleで検索していて理解を深めておいたのが良かったかも知れませんが、商標登録には申請するサービスの「区分」を明確にして、区分ごとにお金を払って取得するというスキームです。区分ごとのデータ検索によって類似しているような商標を幾つか発見しましたが、申請したかった区分でのバッティングは無かったので一安心。
区分についても想定される区分を示してくれました。※特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」の「商品・役務名検索」で細かく調査することが出来ます。
ですがこの相談会の制限時間は「30分」。あっという間に時間が過ぎていきます。内容の濃い30分が過ぎて相談会は終了。だいぶ目の前の道が明確になりました。しかしこちらの弁理士さん非常に優秀なお方でした。私の立場になって親身になってお話し頂けました。某弁理士事務所の代表を務める方。お見事でした!

事前相談〜2回目

結論から言うと、この回は全く意味が無かったです。

1回目で大枠理解した内容を申請書面に書き落として事前に準備して相談会に臨みましたが、遠回しの原則論トークが繰り返されるばかりで具体的に欲しいアドバイスが一向にもらえません。「この人はきっと分からないのだな」と徐々に明らかになってくる展開で参りました。唯一あった貴重なアドバイスは「特許庁でも相談してもらえると思います」というもの。これについてもモヤっとした言い回しで「明確にアドバイスもらえますよ!」と言うものでは無く、「もしかしたら相談に乗ってもらえないかも知れません」という弱気、かつ心許ない返答でした。※発券機も用意されている立派な相談コーナーがありました(次項参照下さい)。恐らくこの弁理士さん(男性I氏)、現場の事何も知りませんね。

特許庁での無料相談

弁理士会館と特許庁はいずれも虎ノ門駅が最寄りの場所で両オフィスは目と鼻の先です。弁理士会館での相談会を終えた後、その脚で特許庁へ向かいました。土日は受け付けていないので注意ですよ。


商標登録者はお客様、と言うことで最近では特許庁の対応も随分と丁寧になったそうです(弁理士さん談)。特許庁は身分証明書の提示が義務づけられており、荷物チェックを行ってから受付用紙を提示して入館できるシステムです。警備が厳重なのでピリッとした緊張感に包まれます。申請窓口の1階フロアを通過して2階の相談コーナーへ向かいます(12:00〜13:00はお昼休みで1名での対応です)。自動発券機で受付番号をゲットして順番待ちとなります。間もなく相手をして頂いたのが50〜60代の女性。ベテランの風格と安定感ある担当者さんです。


まずは事前に用意した申請書面をお見せします。私は分類コードまで記載していたのですが、ここでは指定する商品や役務(サービス)の名称を書くのみ。分類は「18類」とかの記載だけでOKです。登録した商標の読み方を記載する欄も無く、申請した商標を見て特許庁担当者による自己判断で読み方も決まってくるようです。

私がこの場で注意された点は下記です。「よくある間違い」などにも掲載されている事例なので、是非注意下さい。
  1. 類似群コードを願書に記載しない
  2. 商品や役務を区切る際には明確に「,(カンマ)」で区切る ※「、」ではなくて「,」で区切るようにしましょう!
  3. 【指定商品(指定役務)】と言う記載はお忘れなく忘れた私の書類は窓口の方にハンコで追記して頂きました。

−記載例−

【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】

【第25類】

【指定商品】

被服,履物

認印は必要

特許庁の2階で相談を進めるうち、私は一つ大きな忘れ物をしていることに気が付きました。そう「認印」を忘れてしまったのです。押印した認印の印影は特許庁に保存登録されますので、忘れないように注意しましょう。なお、私は相談員の方から近くの100円ショップを教えてもらい(徒歩5分圏内)購入しました。それから申請時には費用が掛かります。私は2区分申請で印紙代が20,600円でした。ちなみに印紙代は「3,400円+(8,600円×区分数)」ということで、申請の項目が多くなればなるほど金額も上がってきます。ただし申請書は1枚で良いので項目が多い場合は楽ですね。もちろん登録時には登録料という費用も発生してきますのでご注意下さい。

入り口入ってすぐの場所に印鑑コーナーがありました。

商標登録の大きな流れ

以下、私が行った商標登録の大まかなポイントと流れです。
  1. 申請したい商標を製作:商標が無いと申請できません。
  2. 申請区分の確認:区分確認はこちらからWEBで確認が出来ます。
  3. 類似商標の確認:特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」を使って既に登録済みの商標を確認しましょう。
  4. 弁理士事務所に相談:ポイントを整理して何を確認したいかを事前に要点整理しておきましょう。
  5. 申請書類を記入:まずは自分で書いてみましょう
  6. 特許庁2階無料相談コーナーで最終確認:自分で書いたものを特許庁で確認します。
  7. 特許庁1階申請窓口で申請:収入印紙を買って申請!印鑑を忘れずに!!
  8. 4ヶ月半〜5ヶ月後に可否の連絡

結果は・・・?

初めて出願する私のような者には下記のような書類が交付去れ、今後の手続きの流れを説明して頂けます。電子登録じゃないと電子化するための手数料を追加で支払う事になるようです。金額的には1900円。わざわざ窓口まで行ったのに、WEB経由の方がお得なのですね、知りませんでした・・・。振込用紙は1週間後ほどで郵送到着します。すぐに振込を終えてさらに約3週間後に「出願(申請)番号通知」というはがきが到着しました。圧着はがきの中には受付番号と出願(申請番号)が記載されていました。また、その数日後には「識別番号通知」というはがきが到着。住所や氏名・名称が登録された番号の通知となります。


商標登録申請後、約4ヶ月半〜5ヶ月後に可否の連絡が来るようです(特許庁相談員のお話しです)。

皆さま頑張って商標登録ゲットしましょう!