【山と道】バックパック「THREE」2017年版のインプレッション

山と道

日本が誇るアウトドアガレージブランドの「山と道」。個人的には大ファンで複数のアイテムを所有しております。代表的なサコッシュはそれほどでもありませんが、軽量で使い勝手の良いバックパック「MINI」は名作と言って良いクオリティで、様々なシーンで使っております。



今回は10kg程度の荷物を快適に背負う事の出来る「THREE」のインプレッションをお届けしたいと思います。

山と道「THREE」

山と道のバックパック「ONE」「MINI」のあと3番目にリリースされた「THREE」。容量にして約40〜45リットルとなっています。使われている素材が違うとはいえ、その形状は比較的「MINI」に類似していて私としては馴染みやすい印象を受けました。

仕様(SPECS)

公式サイトより仕様について引用させて頂きました。

本体生地:X-PAC X21 RC (Black, Gray)、X-PAC VX21 soft (Coyote Brwon)、X-PAC VX07 (Navy)
サイドポケット:Lycra Twill
ボトム:X-Pac VX21 / X-PAC X33 (Multicamのみ)
背面:3D Mesh, 200 denier coated nylon Oxford.
止水ファスナー:YKK AQUAGUARD #5

フロントポケット(3タイプ):スタンダード・メッシュ・ZIP

容量:約40L~約45L (サイズ、ポケットタイプによって異なります)
重量:536g~594g(サイズ、カラー、ポケットタイプによって異なります)

Size M(背面長45 – 51 cm) ・Size L (背面長52 – 57cm)

<付属品>
リペアテープ・背面パッド(BackPad15+)

MINIとの比較

容量25リットルのMINIと比較した写真が下記になります。一回りも二回りも大きい「THREE」を感じることが出来ると思います。「THREE」のトップをもっと立ててみると、さらにその差は歴然とします。


大きさ以外に感じる点もいくつかあります。「MINI」は開口部の素材がリップストップナイロンなので軽量のためにクシャッとしてモノを出し入れしづらいのですが、XPAC素材を使った「THREE」は記事の剛性が高くて自立します。そのために中が見やすくて出し入れしやすいというメリットがあります。

また重量はMINIの「340g」と比較して「590g(Lサイズ・ブラウン・スタンダードの場合)」と250g増という形です。

実際に背負ってみた

実際の山行で使用してみました。

公式では10kgほどの重さが推奨重量なのですが、あえて12kgの荷物を背負ってみました。テント泊の際のパッキングです。ずっしりと重たいバックパックとなってしまいましたが、肩ベルトから背中全体に負荷分散してくれる点が妙に安心感を与えてくれる感じ。腰ベルトを締めることによって、腰周りにも重みを感じるようなるとの触れ込みでしたが、私の場合にはそれほど腰に負担は来ませんでした。そのため若干ですが、肩ベルトに重みが偏る傾向があったようです。もう少し腰に重みを感じるように設計して欲しかったなぁ、と思った次第です(182cm・Lサイズ使用)。

THREEの良い点とイマイチな点

実際に使っってみて感じた良い点とイマイチな点を以下にまとめてみたいと思います。

良い点

フロントポケット

私が購入したタイプはフロントポケットが「STANDARD」なバージョン。とにかく大容量でアクセスしやすいポケットで頼りになります。ポケットを広げる際は赤いテープを持って広げるだけ。閉める場合にはストレッチコードを引っ張って閉めていきます。ここにはレインウェアやテント、ヘルメットなど沢山のモノが入ります。また、重たくなったとしてもザックの荷重バランスに影響することもありません。ポケットの設置場所もある程度考えられているのでしょうね。

購入時に若干心配していたのはフロントポケットをファスナーで閉めた方が使いやすいのではないか?という懸念でした。しかし、とにかく行動時にはレインウェアの出し入れや温度調整による行動着の出し入れ、行動食などの補給など頻繁にアクセスする事実。「THREE」のフロントポケットはそういった時間的なストレスや作業としてのストレスを解放してくれるようです。

アクセス

トップファスナーの本体はサクッと開閉できて荷物の出し入れが非常にスムーズです。サッと出せるしシュッと仕舞える。シンプルで無駄のない設計です。このスムーズさは山の中ではかなりのアドバンテージに感じることでしょう。

サイドポケット

伸縮性があって背の高いサイドポケットも頼りになりました。トレッキングポールやペットボトル、ウェアの類さえも余裕で収まってくれました。MINIには無いマチもしっかりと確保されていて、色んなものを入れて使える可能性がありそうです。水抜きの小穴も設置されていて細かい配慮の跡が伺えます。

イマイチな点

ハイドレーション対応

残念だった点も書かなければなりません。良い点が多いほど、マイナス点も目立ってくるような気がします。私の場合良く使う「ハイドレーションパックに対応していない」と言う点は残念なポイントです。大容量の収納力を誇るフロントポケットに突っ込んでストローを引っ張り出すことにしましたが、使い勝手がよろしく有りません。MINIにあってTHREE」に無いという点が少し納得出来ないのは私だけでしょうか。

ミニマリストパッド

背面のパッド「 BackPad15+(50cm x 25cm x 1.3cm/ 28g)」が内蔵されております。MINIに内蔵されている「Minimalist Pad(45 x 90 x 0.5cm / 43g)」とは異なり、サイズが小さくなったかわりに厚みがしっかりとしたパッドです。好みの問題かと思いますが、薄くても広げて使えるMinimalist Padの汎用性が気に入っていましたので、少し残念な点ですが、入れ替えて使っても良いかと思っています。


やはり、私は大のお気に入りである「MINI」との比較をしてしまいました。完成度の高いMINIですが、THREEのポテンシャルもかなり高く、今後も使い続けて行きたいと思います。

抜群の収納力と背負いやすさ、扱いやすさが魅力的でオススメのバックパックです。